Outsider Art from Japan / ART BRUT FROM JAPAN ヨーロッパ巡回展

展覧会の様子

ドルハウス美術館(HET DOLHUYS オランダ ハールレム)

「Outsider Art from Japan」

開催期間:2012年4月20日(金)~2012年9月2日(日) ※終了しました

入場者数:約16,000名

サイト:http://www.hetdolhuys.nl/

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  • ドルハウス美術館外観(1)
  • ドルハウス美術館外観(2)
  • オープニングレセプション
  • 街角ポスター

ドルハウス美術館 ハンス・ロイヤン館長へのインタビュー

――オープニングを迎えて、今の気持ちをお聞かせください。

私個人にとっても、また作者の皆様にとっても、これらの日本のアール・ブリュット作品たちを世界に発信する絶好の機会です。そして、彼らの作品は世界へと語りかけるのです。

――観覧者の反応はいかがですか。

大変喜んでいます!まず、好奇心が刺激され、作品との繋がりを感じています。来場された誰もが熱心に関わっていると感じます。

――今展覧会のコンセプトを教えてください。また、観覧者にこの展覧会を通して伝えたいことは何ですか。

やはり、この芸術に対する感じ方について考えてほしいと思います。作者に障害があるから作品の見え方が違うのか、いやそうではない、私たちはこの芸術を通して障害の有る無しに関わらず人が表現する営みに出会い、その自由な創造力に驚かされます。

――ロイヤン館長から見た日本の作品の魅力を教えてください。

昔の大芸術家たちなどが失敗に失敗を重ねることにより追求して行った「完璧」のような精神があると思いますが、これらの作品は人に見せるためではなく、いかに作家の中の完璧に近い形にするかを基に、造りあげられているように感じます。また日本的な感覚の芸術的なセンスで描かれているところにも重点が置かれています。

――作品の選定で日本に来日した時の感想をお聞かせください。

施設のスタッフが利用者である作家の方々の作品制作に対して、熱心にサポートされていたのが印象的でした。また、日本の社会でこの芸術分野が知れ渡ることによって、作家の実情や生き方を受け入れられる社会の実現が必要と思います。彼らはたぐいまれな存在です。

――出展作家の皆さんにメッセージをお願いします。

「自分たちは違う。(彼らは違う。)」という隔たりが社会や作家の間で無くなる事を願います。社会での統括性を勝ち取るのが夢です。

展覧会観覧者コメント

とっても特別な展覧会です。作者の皆様の「世界」が作品に現れているから。

コミュニケーション(広報)コンサルタント

たぐいまれな混乱を味わう。と同時に古き親しんだ「何か」に魅了される。必ず見るべきです!1 回だけではなく 2 回目、精神ともに明らかにされるものを感じます。

実業家

アートは様々な隔たりを自由に行き来できるものである事を証明する作品ばかりです。人間の精神の「わびさび」への美しいオマージュであると思いました。感情の表現方法が多様であり、とても深く、時には不穏なその世界の見せ方に大きな感動を受けました。とても有意義な時間でした。

《外科》瀉血専門医

力、感情ともにこの作品たちに圧倒されました。多くのいわゆる「アート」作品では、その作品の持つ意味や伝えようとしている感情・心がなかなか伝わってこないことが多いです。こちら側がそれを見出さなくてはいけない事がしばしば。ですが、今回の展覧会の作品は即座に観覧者の心に触れます。アートのメッセージ性と力を感じます。素晴らしい作品ばかりでした。

匿名

与えてくれる物が多い、力強い、とても多様性に満ちた展覧会です。多くの素晴らしい芸術作品は様々な画材を使用し描かれ、展示されています。作者の皆様が「アウトサイダー」であるからだけではなく、それを超えたオリジナリティーが宿る作品ばかりです。彼らを単なる「アウトサイダー」とは呼べません、皆様素晴らしい芸術家です。この展覧会を企画していただき、ありがとうございます。

LLOVEHOTELTOKYO アートディレクター(現代アートキュレーター)

ドルハウス美術館 (HET DOLHUYS オランダ ハールレム)

オランダ アムステルダムから電車で20分程に位置する、約600年前に建てられた精神病院を改修した国立の精神医学美術館。
アール・ブリュットを始めとするさまざまな企画展を行い、「どうして人は表現するのか?」ということを主軸に、人間に共通する、「表現」を探求する展覧会を行っている。また精神科治療の歴史に関する常設展示の他、小中学生に向けた脳機能や障害などの理解・啓発を行う教育施設を併設している。
http://www.hetdolhuys.nl/